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理研BRCセミナー: 膵臓の発生・再生・癌における細胞間相互作用

胎生期臓器形成において、個々の細胞挙動(分化、移動、増殖/細胞死のバランス、細胞サイズの変化などを含む)は必ずしも自律的に制御されるのではなく、他細胞による非自律的な制御を受けながら協調的に働くことによって機能的組織構築が形成されてゆくと考えられる。つまり、組織構築形成の際の細胞コミュニティー内には複数の細胞間相互作用からなる一定のルールがあり、コミュニティー構成員たる個々の細胞挙動はそのルールに統括されていると仮説される。

では、成体臓器の再生現象や癌における細胞コミュニティー内のルールはどうなっているのだろうか?“発生・再生・癌”を、“組織構築の形成・修復・破壊”と単純化して捉えると、再生過程では、胎生期と類似したルールが一過性に再適用され、組織構築修復が完了した段階で定常状態に復帰する可能性があるが、癌では進行的に組織構築が破壊されることから、明らかに既存ルールを逸脱していると考えられる。癌コミュニティー内の細胞挙動統括ルールの特殊性の理解、特に再生との違いを理解することは癌研究上極めて重要である。

本講演では、膵臓の発生・再生・癌における組織立体構築内での細胞間相互作用に関する実験データを紹介し、この課題を考えてみたい。

開催日 2018年10月31日(水)
時間 15:00-16:00
対象 研究者 / 大学生 / 大学院生 / 技術者
場所 公益財団法人国際高等研究所内 研究棟B 2階216
京都府木津川市木津川台9-3
講演者 川口 義弥 教授
(京都大学iPS細胞研究所 未来生命科学開拓部門 教授)
中継 筑波地区 バイオリソース研究センター 森脇和郎ホール
注意 当セミナーは、事前登録が必要です。
ご所属/職名/氏名/メールアドレス/参加会場を明記の上、下記メールアドレス宛にメールにてお申し込みください。
Email:riken_keihanna [at] ml.riken.jp (※[at]は@に置き換えてください。)
※つくば地区にて中継をご覧になる方で理化学研究所以外からご参加の方は、所属する大学または研究機関が発行する身分証をご持参し、守衛所にて掲示し、入講証をお受け取りください。
詳細 ポスターPDF(2.22MB)
お問い合わせ 理研けいはんな事務局
Tel:0774-98-2211