広報活動

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理研BRCセミナー: ヒトiPS細胞由来ニューロンの機能を指標とした薬効予測

ヒトiPS細胞由来神経細胞を用いた創薬応用への試みは、実験動物とヒトの間にある「種差の壁」を乗り越え、ヒト神経系への薬効評価が可能となることから、国内外でその取り組みが行われている。評価法は多岐に渡るが、神経ネットワークの機能に着目した評価法は製薬会社においてもニーズが高い。機能評価法の一つに、培養神経細胞の活動電位を細胞外で多点記録する平面微小電極アレイ(MEA)法がある。MEA法は、創薬開発初期のスクリーニングにも応用可能であるが、開発後期の安全性評価への応用が先行して行われている。具体的には、痙攣誘発リスク予測への応用が行われており、国際シンクタンクHealthand Environmental Science Institute (HESI) の NeuTox MEA subteamでは、欧米および日本の産学官のグループが参画し、既知の痙攣陽性化合物を用いたパイロットスタディーが始まっている。日本においても、ヒトiPS細胞応用安全性評価コンソーシアム(CSAHi)神経チームにおいて、複数施設でデータ取得を行い、評価法構築に向けて議論を重ねている。本発表では、痙攣誘発リスク予測に関する国内外の現状と共に、取得したMEAデータから人工知能(AI)を用いて、毒性や薬の作用機序を予測する方法とその可能性について述べる。また、ヒトiPS細胞由来感覚ニューロンを用いた痛み誘発物質に対する応答や抗癌剤の副作用検出についても紹介させて頂く。これまで我々が構築してきたMEA評価系の創薬スクリーニングへの展開についても議論したい。

開催日 2018年11月22日(木)
時間 15:00-16:00
対象 研究者 / 大学生 / 大学院生 / 技術者
場所 公益財団法人国際高等研究所内 研究棟B 2階216
京都府木津川市木津川台9-3
講演者 鈴木 郁郎 准教授
(東北工業大学大学院工学研究科電子工学専攻 准教授)
中継 筑波地区 バイオリソース研究センター 森脇和郎ホール
注意 当セミナーは、事前登録が必要です。
ご所属/職名/氏名/メールアドレス/参加会場を明記の上、下記メールアドレス宛にメールにてお申し込みください。
Email:riken_keihanna [at] ml.riken.jp (※[at]は@に置き換えてください。)
※つくば地区にて中継をご覧になる方で理化学研究所以外からご参加の方は、所属する大学または研究機関が発行する身分証をご持参し、守衛所にて掲示し、入講証をお受け取りください。
詳細 ポスターPDF(2.17MB)
お問い合わせ 理研けいはんな事務局
Tel:0774-98-2211